小さな発見 001|暮らしと数字
同じ1万円、2020年と2025年で買える量はどう変わった?
公開・更新:2026年10月23日 | 対象:2020年・2025年の年平均
財布の中は同じ1万円。
買える量は、同じでしょうか。
2020年と2025年の全国の消費者物価指数を使い、同じ1万円の購買力を比べます。総合指数を使った平均的な目安なので、特定の商品が何個買えるかを表すものではありません。
2020年の買える量を100とすると
2025年は89.4
同じ1万円で買える量は、計算上約10.6%減少しました。
下の見方を開くと、「予算を固定する場合」と「買う量を固定する場合」を比べられます。
見方1|予算は1万円のまま
2020年:100
2025年:89.4
2025年の1万円は、2020年の物価で換算すると約8,937円分の購買力に相当します。
見方2|2020年と同じ量を買いたい
10,000円 → 11,190円
2020年に1万円だった平均的な買い物を、2025年の物価で買う計算では1,190円多く必要です。
「11.9%値上がり」と「10.6%買える量が減る」
総合指数は2020年の100から2025年の111.9へ上がりました。値上がり率は11.9%ですが、同じ予算で買える量は100÷111.9で計算するため、減少率は約10.6%になります。分母が変わると、見える数字も変わります。
自分の家計では、違って感じることも
消費者物価指数は、さまざまな商品やサービスの価格を支出割合に応じてまとめた指数です。何にどれだけお金を使うかは世帯によって違います。今回の図を、個別の食料品や家賃が一律に同じ割合で変化したという意味で読むことはできません。
出典・データ・計算式を確認する
出典:総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年平均」(2026年1月23日公表)。公表資料PDF。確認日:2026年10月23日。
- 使用指標:全国・総合・年平均。2020年=100、2025年=111.9。年度平均や単月の数値ではありません。
- 買える量:100÷111.9×100=約89.4
- 2020年の物価で換算した購買力:10,000×100÷111.9=約8,937円
- 同じ量を買う計算:10,000×111.9÷100=11,190円
指数以外の購買力・換算額は本ページで計算したものです。端数は表示に合わせて四捨五入しています。
小さな発見|糸島ベースが、暮らし・地域・AIの素朴な疑問を、出典のある数字と図で確かめるシリーズです。